ニュージーランド・マールボロ地方を代表する、ソーヴィニヨン・ブラン100%の辛口白ワインです。
桃やエルダーフラワー、マクルートライム、搾りたてのレモンを思わせる明るく華やかな香り。口に含むと、レモンカードや白いネクタリンの風味に、潮風や海塩を連想させる清涼感が重なります。
豊かな果実味を、研ぎ澄まされた柑橘系の酸がまっすぐに支え、エレガントで長い余韻へと導きます。華やかさだけに偏らず、緻密さ、ミネラル感、バランスの良さを兼ね備えた、クラウディ・ベイらしい上質なソーヴィニヨン・ブランです。
【ワイン】
外観は、ほのかにグリーンの輝きを帯びた、明るく透明感のある淡いレモンイエロー。
グラスからは、白桃や熟した桃、エルダーフラワーの華やかな香りが広がります。そこにマクルートライム、搾りたてのレモンなどの鮮やかな柑橘香が加わり、明るく表情豊かなアロマをつくり出しています。
口に含むと、レモンカードを思わせる凝縮した柑橘の風味と、白いネクタリンの繊細でみずみずしい果実味が重なります。中盤には、涼しい潮風、海塩、砂丘に生える草を思わせる爽やかなニュアンスが現れ、味わいに奥行きとマールボロらしい清涼感を与えます。
酸は鋭いだけではなく、細く磨かれた鋼のように端正で、豊かな果実味を引き締めながらワイン全体に美しい緊張感をもたらします。口当たりは力強くも洗練されており、最後は柑橘類と塩味を伴う、エレガントで長い余韻へと続きます。
2025年は、開花期に非常に多くの実がつき、ブドウの成熟が例年よりゆっくりと進んだヴィンテージでした。ソーヴィニヨン・ブランの収穫は3月17日に始まりましたが、十分な熟度と香味を得るために途中で収穫のペースを落とし、最終的には4月2日まで待って収穫を行いました。
時間をかけてブドウの成熟を見極めた結果、明るく表情豊かな香りと、果実味、酸、塩味が調和した、透明感のある仕上がりとなっています。
ブドウは主にワイラウ・ヴァレーの平地にある畑で栽培されています。ラパウラ、レンウィック、ブランコット・ヴァレーなどの地区に位置する、エステート、モトゥカワ、ウィドウズ・ブロック、レッド・シェッド、マスタングといった主要区画のブドウを使用しています。
ワイラウ・ヴァレーの水はけに優れた砂利質土壌と、温暖で乾燥した海洋性気候は、凝縮した果実味と爽やかな酸を備えたソーヴィニヨン・ブランの栽培に適しています。
収穫後はフリーラン果汁を低温で静置して澄ませ、区画ごとに分けて発酵させます。発酵の大部分にはステンレスタンクと選抜酵母を使用。一部には野生酵母を用い、さらに全体の約1.8%を大容量のオーク槽で、やや高めの温度により発酵させています。
ステンレスタンクによってフレッシュな果実香を保ちながら、野生酵母と少量のオーク槽発酵によって、味わいに質感と複雑さを加えています。
2025年は80種類の発酵ロットを試飲し、その中から61ロットだけを最終ブレンドに採用。生産量を優先するのではなく、クラウディ・ベイが求める香り、果実味、酸、質感を備えたワインだけを厳選しています。
【醸造所】
クラウディ・ベイは、オーストラリアのワインメーカー、デヴィッド・ホーネンが、マールボロ地方の可能性に魅了され、1985年に設立したワイナリーです。
ホーネンは1983年に初めてマールボロ産ソーヴィニヨン・ブランを試飲し、その香りの強さと純粋な果実味に衝撃を受けました。創設時のワインメーカー、ケヴィン・ジャッドとともに、1985年に最初のソーヴィニヨン・ブランを生産。このワインが国際的な注目を集め、マールボロ、さらにはニュージーランドワインの名を世界に広める大きな役割を果たしました。
2025年には設立40周年を迎えました。現在はソーヴィニヨン・ブランに加え、シャルドネ、ピノ・ノワール、伝統方式のスパークリングワイン「ペロリュス」、樽発酵によるソーヴィニヨン・ブラン「テ・ココ」などを手掛けています。
クラウディ・ベイの哲学は、生産量よりも品質を優先することです。畑の収量はマールボロ地方の平均より約30%低く抑えられ、醸造所では区画ごとの果汁を個別に発酵。試飲と選別を重ね、各ヴィンテージにふさわしいロットのみを最終ブレンドに使用しています。
マールボロでは自社畑と契約農家の畑を合わせ、多数の区画を管理しています。ワイラウ川に近い畑には石、砂、砂利を含む水はけのよい土壌が広がり、華やかな香りと鮮やかな酸を持つソーヴィニヨン・ブランが育ちます。
環境保全にも取り組み、ニュージーランドの持続可能なワイン生産制度「Sustainable Winegrowing New Zealand」の創設メンバーとして活動。マールボロの一部の自社畑では、有機栽培への移行に向けた試験も進めています。
【お料理との相性】
鮮やかな柑橘香と引き締まった酸、潮風を思わせる塩味を備えているため、生牡蠣、貝類、白身魚、エビ、イカなど、新鮮な魚介料理と抜群の相性を見せます。
白身魚のカルパッチョ、タコのマリネ、魚介のセビーチェ、蒸したムール貝などがおすすめです。レモンやライム、パセリ、ディルなどを添えると、ワインの柑橘香や爽やかなハーブのニュアンスがより鮮明になります。
生牡蠣や牡蠣の天ぷらにも好相性です。ワインの塩味とミネラル感が牡蠣の潮の風味に寄り添い、生き生きとした酸がクリーミーな旨味や揚げ衣をすっきりと整えます。
和食では、白身魚やイカの寿司、刺身、鮎の塩焼き、塩で味わう天ぷらなどにおすすめです。特にスダチやカボスを添えた料理は、レモンやライムを思わせる香りと美しく重なります。
グリーンサラダ、アスパラガス、焼いたししとうなどの野菜料理にもよく合います。2025年ヴィンテージについて、生産者のワインメーカーはグリルしたししとうを特におすすめの組み合わせとして紹介しています。
また、山羊乳チーズやフレッシュチーズとも好相性です。チーズの爽やかな酸味とコクを、ワインの柑橘系の酸と塩味が引き立てます。生産者は魚介類、牡蠣の天ぷら、刺身、ムール貝、グリーンサラダ、山羊乳チーズを代表的な組み合わせとして推奨しています。
8~10℃程度に冷やしてお楽しみください。冷やすことで凛とした酸と柑橘香が際立ち、グラスの中で少し温度が上がると、桃、エルダーフラワー、白いネクタリンなどの香りが豊かに広がります。生産者は、現在から楽しめる一方、少なくとも10年程度の熟成可能性もあるとしています
(インポーターからの引用)
- 種 類:
- 辛口白ワイン
- 産 地:
- マールボロー/ニュージーランド
- ブドウ品種:
- ソーヴィニヨン・ブラン100%
- 生 産 年:
- 2025
- アルコール度:
- 13%
- 容 量:
- 750ml