メドックらしい黒系果実の豊かさと端正な骨格に、メルロの滑らかさとふくらみが調和した、熟成感のあるフルボディの赤ワインです。
メドック北部の砂利質の丘で生まれる、力強さと滑らかさを兼ね備えたクリュ・ブルジョワ。カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロ50%をブレンドし、黒スグリやブラックチェリー、熟したプラムの豊かな果実香に、杉、甘草、スパイス、カカオのニュアンスが重なります。カベルネ・ソーヴィニヨンの端正な骨格と、メルロのふくよかで艶のある果実味が調和した、深みのあるフルボディの赤ワインです。
カベルネ・ソーヴィニヨンがもたらす引き締まった骨格と、メルロの丸みを帯びた果実味がほぼ同じ比率で組み合わされ、力強さだけでなく、きめ細かなタンニンと艶やかな質感を楽しめる一本です。品種構成とアルコール度数は購入元の商品情報に基づいています。
【ワイン】
外観は、中心部に深みを残した濃いルビーからガーネット色。2016年ヴィンテージらしい熟成を重ね、縁にはわずかに赤褐色のニュアンスが現れ始めています。
香りの中心には、黒スグリ、ブラックベリー、ブラックチェリー、熟したプラムなどの黒い果実があります。
時間の経過とともに、スミレ、杉、甘草、黒コショウ、カカオ、タバコ、ほのかな土やドライハーブを思わせる香りが現れ、熟成したボルドーワインらしい複雑さを感じさせます。
口に含むと、凝縮した黒系果実の風味が広がり、その後をきめ細かなタンニンと穏やかな酸が支えます。フルボディでありながら、タンニンは硬すぎず、滑らかで艶のある質感です。
カベルネ・ソーヴィニヨンの黒スグリを思わせる果実味と端正な骨格に、メルロの熟したプラムやブラックチェリーの風味、ふくよかさが重なります。
両品種を等しい比率で使用することで、直線的な強さに偏らず、果実の厚み、滑らかな口当たり、バランスのよい余韻が生まれています。
フィニッシュには、黒系果実、杉、甘草、カカオ、ほのかなスパイスの風味が残り、深みのある余韻がゆっくりと続きます。
収穫から約10年を迎えた現在は、若い時期の力強さが少しずつ和らぎ、果実味とタンニン、熟成香が調和し始めた段階と考えられます。ただし、実際の熟成状態は輸送や保管環境によってボトルごとに異なります。
シャトーが公表する標準的な醸造方法では、収穫したブドウを除梗・破砕し、発酵前に6~7℃で6~10日間の低温浸漬を行います。
その後、温度管理されたステンレスタンクで発酵。醸しの期間は約3~4週間で、発酵中には果帽を沈めながら果皮から色素、香り、タンニンを抽出します。マロラクティック発酵の一部は樽で行われます。
【醸造所】
シャトー・デスキュラックは、ボルドー・メドック北部のシヴラック・アン・メドックに位置するシャトーです。
シャトーと主要なブドウ畑は、周囲の湿地を見下ろす高さ約17mの砂利質の丘にあります。大西洋とジロンド河口の影響を受ける立地で、海や河口、丘陵の地形が春の霜害を和らげる働きをしています。
主要区画の土壌は、粘土質の下層土を覆う砂利質土壌です。インポーター資料にある「粘土石灰質」ではなく、シャトー公式には粘土質の下層土を持つ砂利質土壌と記載されています。水はけのよい砂利と、適度に水分を保持する粘土が組み合わさった、メドックらしい環境です。
ランドロー家がこの土地を取得したのは1934年。ジャン・マルク・ランドローは1990年頃から本格的な自社醸造に取り組み、畑と醸造設備の整備、品質向上を進めました。
1996年ヴィンテージは、1999年のクリュ・ブルジョワ・カップで優勝。ジャン・マルクの死後は、娘のアン・ランドローが母親とシャトーのチームに支えられながら、その仕事を受け継いでいます。
シャトーの土地全体は約120haで、そのうち約40haがブドウ畑です。中心となる約24haの畑は、シャトーが建つ砂利質の高台に広がっています。
畑では草生栽培、除葉、必要に応じたグリーンハーベストなどを行い、収穫したブドウは畑と醸造所の双方で選別されます。収穫は機械で行われますが、ブドウの状態を確認しながら品質管理が行われています。
2013年からHVEレベル3認証を取得。草生栽培や収量管理を取り入れ、畑の環境と生物多様性に配慮したブドウ栽培を実践しています。
【お料理との相性】
黒系果実の凝縮感、しっかりとした骨格、滑らかなタンニンを備えているため、牛肉、仔羊、鴨肉、長時間煮込んだ料理によく合います。
牛肉の赤ワイン煮込みやビーフシチューは、特におすすめです。ワインの黒スグリやプラムの風味がソースのコクと重なり、酸とタンニンが肉の脂を引き締めます。
牛ステーキやローストビーフには、塩と黒コショウを中心としたシンプルな味付けがよく合います。赤ワインソース、マデラソース、キノコソースを添えた料理にも適しています。
仔羊のローストやグリルにも好相性です。ローズマリーやタイムを使うと、ワインのドライハーブやスパイスを思わせるニュアンスと調和します。
鴨のロースト、牛ほほ肉の赤ワイン煮、鹿肉の煮込みなど、旨味の濃い肉料理にもおすすめです。
和食では、牛肉のすき焼き、牛肉の八幡巻き、牛肉や豚肉の味噌漬け焼きなど、醤油や味噌の旨味を生かした料理に合わせられます。
ウナギの蒲焼きに合わせる場合は、甘いタレを多く使ったものより、タレを控えめにして炭火の香ばしさを生かした仕上げがおすすめです。山椒の香りは、ワインのスパイスや杉を思わせる風味に寄り添います。
提供温度は16~18℃程度。香りが閉じている場合は、飲む30分から1時間ほど前に抜栓すると、黒系果実と熟成香が開きやすくなります。澱が確認される場合は、ボトルを立てて落ち着かせたうえで、静かにデキャンタージュしてください。
- 原産国:フランス
- 産地:ボルドー/メドック
- 原産地呼称:AOCメドック
- 格付け:クリュ・ブルジョワ
- 種類:赤・辛口・フルボディ
- 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロ50%
- 土壌:粘土質の下層土を持つ砂利質土壌
- 発酵:温度管理されたステンレスタンク
- 熟成:オーク樽で約12カ月
- 樽:毎年、使用する樽の約3分の1を更新
- 栽培:HVEレベル3認証
- アルコール度数:14%
- 容量:750ml
- 提供温度:16~18℃
- ヴィンテージ:2016年
(インポーターからの引用)
- 種 類:
- 辛口赤ワイン
- 産 地:
- フランス/ボルドー
- ブドウ品種:
- カベルネソーヴィニヨン50%、メルロ50%
- 生 産 年:
- 2016
- アルコール度:
- 14%
- 容 量:
- 750ml