Folium Vineyard Sauvignon Blanc 2024
Folium Vineyard
ニュージーランド・マールボロのBrancott Valley(ブランコット・ヴァレー)で、日本人栽培家・醸造家の岡田岳樹氏が手掛けるソーヴィニヨン・ブラン。
青リンゴや白桃などのストーンフルーツに、マールボロらしいトロピカルフルーツがほのかに重なる、瑞々しく端正な香り。華やかな果実だけを前面に押し出すのではなく、生き生きとした酸と土地の個性を大切にした、クリーンでエレガントなスタイルが魅力です。
2003年植樹の石の多い区画を主体に、灌漑を行わないドライファーミングと有機栽培で育てたブドウを手摘み。ステンレスタンクで発酵し、澱とともに7カ月熟成することで、爽快さの中に果実の奥行きと滑らかな質感を備えています。
マールボロ・ソーヴィニヨン・ブランの魅力を持ちながら、派手さよりもバランスと透明感を大切にした一本。素材の持ち味を生かした料理と、ゆっくり楽しみたい白ワインです。
【ワイン】
このソーヴィニヨン・ブランは、フォリウム・ヴィンヤードの下段に広がる石の多いテラスの区画を主体に造られています。
ブドウ樹は2003年植樹。土壌はGreywacke(グレイワッケ)と呼ばれる硬い砂岩質の石を多く含み、その下にシルト質ロームが重なっています。灌漑を行わないDry Farming(ドライファーミング)によってブドウ樹の根を深く広げ、それぞれの年の気候と土地の特徴をワインに映し出すことを大切にしています。
2024年は3月17日に手摘みで収穫。房ごと空気圧式プレスで優しく圧搾し、選抜した培養酵母を用いてステンレスタンクで発酵します。マロラクティック発酵は行わず、その後ステンレスタンク内で澱とともに7カ月熟成。フレッシュな酸を保ちながら、味わいに奥行きと質感を与えています。
香り
青リンゴの爽やかな香りを中心に、白桃などのストーンフルーツが広がり、マールボロのソーヴィニヨン・ブランらしいトロピカルフルーツのニュアンスが控えめに重なります。果実の香りが過度に強くならず、清涼感と上品さを感じさせるアロマです。
味わい
みずみずしい果実味を、伸びやかで鮮明な酸がしっかりと支えます。石の多い畑から生まれる引き締まった印象と、7カ月の澱上熟成による程よい厚みが調和し、爽快さだけではない奥行きを感じさせます。
余韻
青リンゴやストーンフルーツの瑞々しさが穏やかに続き、最後までクリーンで端正。華やかな香りを強調するタイプとは一線を画す、果実、酸、質感のバランスを大切にしたソーヴィニヨン・ブランです。
マールボロらしい果実の鮮やかさを備えながら、味わいは繊細で落ち着きがある。
日本人醸造家ならではの丁寧な感性と、ブランコット・ヴァレーの土地を感じられる一本です。
【醸造所】
Folium Vineyard(フォリウム・ヴィンヤード)は、日本人栽培家・醸造家Takaki Okada(岡田岳樹)氏が設立した、ニュージーランド・マールボロのブティックワイナリーです。
岡田氏はカリフォルニア大学デイヴィス校でワイン造りを学んだ後、2003年にニュージーランドへ渡り、マールボロのClos Henri Vineyard(クロ・アンリ)で6年間経験を積みました。その後独立し、ブランコット・ヴァレーにフォリウム・ヴィンヤードを設立しました。現在の自社畑は約8haで、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワールを手掛けています。
「Folium(フォリウム)」はラテン語で**「葉」**を意味します。ワイン造りの原点であるブドウ樹と自然を大切にする姿勢を、その名前に込めています。
畑
フォリウムが最も大切にする考え方は、「ワイン造りは畑から始まる」というものです。
冬の剪定から、芽や房の数を調整する収量管理、摘葉などのキャノピー・マネージメント、そして秋の手摘み収穫まで、一年を通して畑を細かく管理しています。
2011年からは灌漑を行わないドライファーミングを実践。地表から簡単に水を与えないことでブドウ樹の根をより深く広げ、土地の個性とヴィンテージごとの違いをワインに表現しています。また2011年から有機的な栽培へ移行し、2013年からBioGro(バイオグロ)の有機認証を取得しています。
醸造
醸造でも、畑で育てたブドウの個性をできるだけそのまま表現することを重視しています。
2024年のソーヴィニヨン・ブランは房ごと空気圧式プレスで圧搾し、ステンレスタンクで発酵。マロラクティック発酵は行わず、澱とともに7カ月熟成しています。樽香を加えず、ソーヴィニヨン・ブランの果実と鮮やかな酸、畑から生まれる個性を素直に引き出す醸造です。
高品質なワインの出発点は、健康で質の高いブドウを育てること。
畑に手をかけ、醸造ではできるだけブドウを尊重する。その姿勢がフォリウムの透明感あるスタイルを形づくっています。
【お料理との相性】
一番のおすすめは、白身魚のお刺身や昆布締め。
青リンゴやストーンフルーツの瑞々しさが、鯛やヒラメなどの繊細な旨味に自然に寄り添います。
鮮やかな酸が魚の味わいを引き締め、澱上熟成による程よい厚みが料理を受け止めます。
スダチやカボスなど柑橘を少量添えると、ワインの爽やかさがさらに引き立ちます。
醤油を強く効かせず、素材そのものの味を生かした仕立てがおすすめです。
生産者・インポーター公式情報より
- 原産国:New Zealand(ニュージーランド)
- 産地:Marlborough(マールボロ)/Southern Valleys(サザン・ヴァレーズ)
- 地区:Brancott Valley(ブランコット・ヴァレー)
- 生産者:Folium Vineyard(フォリウム・ヴィンヤード)
- 種類:白・辛口
- 品種:Sauvignon Blanc(ソーヴィニヨン・ブラン)100%
- 植樹:2003年
- 土壌:グレイワッケを多く含む石質土壌/下層はシルト質ローム
- 栽培:Certified Organic(有機認証)
- 灌漑:なし/Dry Farming(ドライファーミング)
- 栽植密度:2,980本/ha
- 収量:47hl/ha
- 収穫:2024年3月17日、手摘み
- 圧搾:全房、空気圧式プレス
- 酵母:培養酵母
- 発酵:ステンレスタンク
- マロラクティック発酵:なし
- 熟成:ステンレスタンクで澱とともに7カ月
- アルコール度数:13.6%〔生産者2024年テクニカルシート〕
- pH:3.11
- 総酸:6.3g/L
- 栓:Stelvin Lux(スクリューキャップ)
- ヴィンテージ:2024年
- 容量:750ml
- おすすめ提供温度:8~10℃