Gevrey-Chambertin Cuvée Dix Climats 2023
Domaine Drouhin-Laroze
フランス・ブルゴーニュ地方、コート・ド・ニュイを代表する銘醸地Gevrey-Chambertin(ジュヴレ・シャンベルタン)で、Pinot Noir(ピノ・ノワール)100%から造られる村名ワインです。
Dix Climats(ディス・クリマ)**とは、フランス語で「10のクリマ」を意味する名称。ジュヴレ・シャンベルタンに所有する複数の区画のブドウを組み合わせ、それぞれ異なるテロワールの個性をひとつのワインに表現したキュヴェです。
赤い果実の豊かな香りに、ほのかなスパイスと繊細なオークのニュアンス。口に含むと瑞々しい果実が滑らかに広がり、タンニンは柔らかくシルキー。ジュヴレ・シャンベルタンらしい力強さを備えながら、重厚さだけに傾かないフィネスと親しみやすさを併せ持つスタイルです。
【ワイン】
ドルーアン・ラローズが所有するジュヴレ・シャンベルタンの村名区画は、合計約4ha。
石灰質粘土を基調としながら、区画ごとに地質や位置、斜面条件が異なります。複数のテロワールから得られるブドウを組み合わせることで、一つの区画だけでは得られない果実の奥行き、フレッシュさ、質感のバランスを表現しています。
外観
深みと輝きを備えた美しいルビーレッド。
香り
さまざまな赤い果実を思わせる華やかな香りを中心に、ほのかなスパイスが重なります。さらに樽熟成から生まれる軽やかなオークのニュアンスが加わり、果実を覆い隠すことなく香りに奥行きを与えています。
味わい
口に含むと、瑞々しく豊かな果実味が滑らかに広がります。
ジュヴレ・シャンベルタンらしい骨格を感じさせながら、ボディは繊細でフレッシュ。タンニンはよく溶け込み、柔らかくシルキーな質感が印象的です。
力強さを持ちながら硬さを感じさせず、果実、酸、タンニンが上品にまとまった味わいです。
余韻
赤い果実と穏やかなスパイス、ほのかなオークのニュアンスが静かに続きます。フィニッシュまで瑞々しさを保ち、繊細で洗練された印象を残します。
醸造・熟成
収穫したピノ・ノワールは、区画ごとの個性を見極めながら醸造されます。
熟成にはフレンチオーク樽を使用。ドルーアン・ラローズでは、樽香を強く主張させるのではなく、ピノ・ノワールの果実味とテロワールを支えることを大切にしています。
アリエおよびニヴェルネ産のオーク材を用い、穏やかなトーストの樽を選択することで、ワインに丸みと複雑さを与えながら、果実の瑞々しさと繊細な香りを残しています。
複数のクリマがもたらす豊かな表情と、柔らかくシルキーな質感。
ジュヴレ・シャンベルタンの力強さを、ドルーアン・ラローズらしいエレガンスで楽しめる一本です。
【醸造所】
Domaine Drouhin-Laroze(ドメーヌ・ドルーアン・ラローズ)は、Gevrey-Chambertin(ジュヴレ・シャンベルタン)村に本拠を置く、歴史ある家族経営のドメーヌです。
その歴史は1850年、Jean-Baptiste Laroze(ジャン=バティスト・ラローズ)がジュヴレ・シャンベルタンでブドウ栽培を始めたことから始まります。
その後Félix Laroze(フェリックス・ラローズ)がドメーヌを継承。1919年には、フェリックスの娘Suzanne(スザンヌ)が、Chambolle-Musigny(シャンボール・ミュジニー)に畑を所有していたAlexandre Drouhin(アレクサンドル・ドルーアン)と結婚したことで、現在のDrouhin-Larozeの名が誕生しました。
現在はPhilippe(フィリップ)とChristine Drouhin(クリスティーヌ・ドルーアン)を中心に、子どもたちのCaroline(カロリーヌ)とNicolas(ニコラ)も加わり、6代目へと家族のワイン造りが受け継がれています。
畑
ドメーヌの所有畑は約11.5ha。
ジュヴレ・シャンベルタンを中心に、ブルゴーニュでも特に優れた丘陵地の畑を代々取得してきました。所有するアペラシオンの中でもグラン・クリュの比率が非常に高く、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ、ミュジニー、ボンヌ・マール、クロ・ド・ヴージョ、ラトリシエール・シャンベルタン、シャペル・シャンベルタンなど、コート・ド・ニュイを代表する銘醸畑を手掛けています。
ワイン造り
ドルーアン・ラローズが目指しているのは、力強さだけではなく、エレガンスとフィネスを備えたブルゴーニュです。
畑で十分に成熟したブドウを丁寧に選び、醸造ではピノ・ノワールの繊細な果実と各テロワールの違いを損なわないことを重視しています。
樽熟成もワインを支えるための要素として捉え、過度な樽香ではなく、果実、タンニン、酸が自然に調和した質感を追求しています。
1850年からジュヴレ・シャンベルタンで積み重ねてきた経験と、6代にわたる家族の歴史。
そのスタイルを親しみやすく体験できるのが、このキュヴェ・ディス・クリマです。
【お料理との相性】
一番のおすすめは、牛肉のフォンデュ。
生産者自身が、このキュヴェとの料理としておすすめしている組み合わせです。
赤い果実の豊かさが牛肉の旨味に寄り添い、シルキーなタンニンが肉の質感を優しく包み込みます。
フレッシュな酸が脂を整えるため、食べ進めても重たさを感じにくい組み合わせです。
ソースを濃厚にしすぎず、肉本来の旨味を生かした仕立てがおすすめです。
生産者・正規インポーター公式情報より
- 原産国:France(フランス)
- 産地:Bourgogne(ブルゴーニュ)/Côte de Nuits(コート・ド・ニュイ)
- 原産地呼称:AOC Gevrey-Chambertin(AOCジュヴレ・シャンベルタン)
- 生産者:Domaine Drouhin-Laroze(ドメーヌ・ドルーアン・ラローズ)
- キュヴェ:Cuvée Dix Climats(キュヴェ・ディス・クリマ)
- 格付け:村名
- 種類:赤・辛口
- 品種:Pinot Noir(ピノ・ノワール)100%
- ジュヴレ・シャンベルタン所有面積:約4ha
- 土壌:石灰質粘土を主体とする土壌
- 熟成:フレンチオーク樽
- アルコール度数:13%
- ヴィンテージ:2023年
- 容量:750ml
- 生産者推奨提供温度:16~18℃