Sancerre Rosé 2023 J. de Villebois(サンセール ロゼ 2023 ヴィルボワ)

Sancerre Rosé 2023
J. de Villebois

サンセールの美しい丘陵地で育つPinot Noir(ピノ・ノワール)から造られる、繊細さと豊かな果実味を併せ持つ辛口ロゼワイン

淡いライチ色の美しい外観から、赤い小さな果実と柑橘を思わせる爽やかな香りが広がります。

口に含むと、張りのあるフレッシュな印象とともに、ふくよかでアロマティックな果実味。フィニッシュには穏やかなスパイスが現れ、華やかさだけではない奥行きを感じさせます。

2023年ヴィンテージはJames Suckling(ジェームス・サックリング)90点

ドライアプリコット、赤スグリ、穏やかなスパイスを思わせる香りと、柔らかくバランスの取れた味わいが評価されています。

爽やかなだけではなく、果実のふくらみと繊細なスパイスまで楽しめる。
ピノ・ノワールから生まれる、上品で食事にも寄り添いやすいサンセール・ロゼです。

【ワイン】

原産地呼称はSancerre Rosé AOP(サンセール・ロゼ AOP)

サンセールの丘陵地で育つPinot Noir(ピノ・ノワール)から造られます。

このワインに使用されるのは、サンセールを代表する2つのテロワール、

Caillottes(カイヨット)
Terres Blanches(テール・ブランシュ)

で育ったブドウです。

2つのサンセール・テロワール

Caillottesは、石灰岩を主体に粘土を含む土壌。

Terres Blanchesは、太古の海に由来するキンメリジャン期の泥灰土を特徴とします。

性質の異なる2つの土壌で育ったピノ・ノワールを組み合わせることで、果実の華やかさ、ふくらみ、そして張りのある味わいを一つのワインへとまとめています。

外観
美しく淡いライチカラー。ほのかにピンクを帯びた繊細な色調が、サンセール・ロゼらしい上品な印象を与えます。

香り
赤スグリなどの赤い小さな果実を思わせる香りに、爽やかな柑橘のニュアンス。

2023年ヴィンテージには、さらにドライアプリコットを思わせる少し熟した果実と、穏やかなスパイスの香りが重なります。華やかでありながら甘い香りに偏らず、爽やかさと奥行きのあるアロマです。

味わい
口に含むと、まず感じられるのは生き生きとした張り。その後、瑞々しい果実味がふくよかに広がり、口中にはしっかりとしたアロマが感じられます。

2023年はミディアムボディで、果実は柔らかく親しみやすい印象。豊かさがありながら重たくならず、フレッシュさとのバランスが美しく保たれています。

余韻
赤い果実と柑橘の爽やかな風味に、穏やかなスパイスが重なります。余韻はドライで心地よく、華やかな果実のあとにスパイスが静かに残ることで、食事にも合わせやすい仕上がりです。

短いマセラシオンで生まれる淡いロゼ

収穫されたブドウは、小型のトレーラーで速やかに醸造所へ運ばれます。

ロゼの美しい色を引き出すため、果皮と果汁を接触させる短時間のマセラシオンを6~12時間実施。その後、空圧式プレスを使用して優しく圧搾します。

果汁はステンレスタンクへ移され、

発酵期間:15~20日間
発酵温度:14~18℃

で温度管理しながら発酵。過度に色やタンニンを抽出するのではなく、ピノ・ノワールの瑞々しい果実と繊細なロゼカラーを大切にした醸造です。

淡い色合いの中に、赤い果実の豊かさと張りのある味わい。
その両方を楽しめることが、このサンセール・ロゼの魅力です。

【醸造所】

J. de Villebois(ジェイ・ド・ヴィルボワ)**は、ロワール地方のさまざまなテロワールをワインに表現することを追求する生産者です。

2004年、ロワールから始まったヴィルボワ

オーナーのJoost de Willebois(ヨースト・ド・ヴィルボワ)と妻Miguela(ミゲラ)は、ロワールでの暮らしを通して、この土地のワインに深く魅了されました。

2004年、経験豊かな醸造家**Thierry Merlet(ティエリー・メルレ)**とともに、Touraine(トゥーレーヌ)のMareuil-sur-Cher(マルイユ・シュル・シェール)に約10haの畑を取得。ここからJ. de Villeboisのワイン造りが始まります。

当初から掲げた目標は、

「ロワールのSauvignon Blanc(ソーヴィニヨン・ブラン)のスペシャリストになること」

一つの品種を、異なるアペラシオンとテロワールを通じて表現するという考え方を基本に、TouraineからSancerre、Pouilly-Fuméへと活動を広げていきました。

「テロワール」は土壌だけではない

ヴィルボワが大切にしているのは、単にブドウ品種や土壌の名前だけではありません。土壌、気候、標高、斜面の向き、ブドウ品種、そしてそこで働く人々まで含めて一つのテロワールと考えています。ロワール流域の土壌を分析し、それぞれの区画の特徴を理解したうえで醸造方法を検討。サントル・ロワールでは、石灰岩、粘土、火打石、キンメリジャン期の泥灰土など、非常に多様な地質から生まれる個性をワインに映し出すことを重視しています。

環境とともに育てるブドウ

環境への取り組みも、ヴィルボワのワイン造りの重要な柱です。

ドメーヌはHVE3(Haute Valeur Environnementale/環境価値重視認証)を取得。

さらに2021年から、ワイン産業におけるCSRの取り組みを評価する「Sustainable Winegrowing」の認証にも参加しています。

畑では、

生け垣や果樹の植樹、
蜂の巣箱の設置、
コウモリ用の巣箱の設置、
耕耘による農薬使用量の抑制、
雨水の利用や廃水管理

など、生物多様性と環境を守るための具体的な取り組みを行っています。

伝統と現代的な設備

醸造では、ロワールの伝統的なテロワールを尊重しながら、温度管理されたステンレスタンクや空圧式プレスなどの近代的設備を活用。同じ方法を機械的に繰り返すのではなく、その年のブドウと畑の状態を見極めながら、最適な方法を選びます。

近年はTouraineのChémery(シェムリー)にも新しい醸造施設を整備し、より細かな区画ごとのワイン造りに対応できる体制を整えています。

ピノ・ノワールにも広がるテロワールの探究

ヴィルボワはSauvignon Blancのスペシャリストとして知られていますが、SancerreではPinot Noirから赤ワインとロゼワインも手掛けています。このSancerre Roséも、その哲学をそのままピノ・ノワールへと広げた一本。

CaillottesとTerres Blanchesという異なる土壌から生まれるブドウを使い、品種そのものだけでなく、「サンセールという土地から生まれるロゼ」を表現しています。

品種を主役にしながら、その向こう側にある土地まで感じてもらう。
それがJ. de Villeboisのワイン造りです。

【お料理との相性】

一番のおすすめは、海老と帆立の魚介串焼き。
ワイナリー公式も、このサンセール・ロゼに魚介の串焼きをおすすめしています。
海老や帆立のほのかな甘味に、赤スグリや柑橘を思わせる瑞々しい果実が軽やかに寄り添います。
ワインの張りのあるフレッシュさが魚介の旨味を引き締め、余韻の穏やかなスパイスが香ばしい焼き目と調和します。
塩とレモン、少量のハーブ程度のシンプルな味付けがおすすめです。

ワイナリー公式情報より

  • 原産国:France(フランス)
  • 産地:Loire(ロワール)/Sancerre(サンセール)
  • 原産地呼称:Sancerre Rosé AOP
  • 生産者:J. de Villebois
  • 種類:ロゼ・辛口
  • ブドウ品種:Pinot Noir(ピノ・ノワール)
  • テロワール:Caillottes、Terres Blanches
  • 土壌:石灰岩・粘土、キンメリジャン期泥灰土
  • マセラシオン:6~12時間
  • 圧搾:空圧式プレス
  • 発酵:ステンレスタンク
  • 発酵期間:15~20日間
  • 発酵温度:14~18℃
  • ヴィンテージ:2023年
  • James Suckling:90点
  • 容量:750ml
  • おすすめ提供温度:9~11℃〔当店推奨〕

¥4,500 (税抜)

  • 20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
  • 20歳未満の方に対しては酒類販売をしません。