毎年、使用品種もブレンドもスタイルも変わる、ミスティ・コーヴの限定醸造シリーズです。
2022年は、ピノ・ノワールとシャルドネという、シャンパーニュでもおなじみの2品種を使用。しかし、伝統的なスパークリングワインではなく、セニエで得たピノ・ノワールのロゼに、樽発酵したシャルドネを組み合わせた、自由で独創的な辛口ロゼに仕上げられています。
熟したイチゴやアプリコット、オレンジピールを思わせる果実香に、可憐な花と穏やかな樽のニュアンス。口に含むと、ジューシーな果実味と滑らかな質感が広がり、舌先に感じるほのかな発泡感が、味わいに軽快さと躍動感を与えます。
食前酒としてはもちろん、ランチ、ホームパーティー、友人との集まりなど、楽しい時間の始まりに開けたい、個性豊かな一本です。
2022年は、ニュージーランドのワイン評論家サム・キムから93点・5つ星を獲得。熟したイチゴ、アプリコット、オレンジの皮、花の香りと、ジューシーな果実味、わずかな発泡感、長く爽やかな余韻が評価されています。
【ワイン】
外観は、透明感と輝きのある淡いサーモンピンク。グラスの中に細かな泡が見られることがありますが、強く発泡するタイプではなく、口に含んだときにかすかに感じる程度の穏やかな発泡感です。
香りは熟したイチゴや野イチゴを中心に、アプリコット、白桃、オレンジピールなどの果実が広がります。そこにオレンジの花や白い花を思わせるフローラルな香り、樽由来の穏やかなトーストやスパイスのニュアンスが重なります。
口に含むと、イチゴやアプリコットを思わせるジューシーな果実味が滑らかに広がります。辛口ながら果実の熟度が高く、厚みとわずかな粘性があるため、軽いだけのロゼではありません。
シャルドネがもたらす丸みとコクを、ピノ・ノワールの赤い果実味と酸が引き締めています。舌先を刺激する軽い発泡感が味わいに明るさを加え、余韻にはオレンジピール、花、穏やかな酵母や樽の風味が長く続きます。
ボブ・キャンベルMWも89点を付け、洋梨、リンゴ、マルメロを思わせる果実味に、穏やかな酸と酵母由来の風味を持つ、軽快な発泡感のあるワインと評価しています。
2022年のブレンドは、次のとおりです。
ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%
ピノ・ノワールは、赤ワインの発酵途中に果汁の一部を抜き取るセニエ法でロゼに仕立て、使用済みのフレンチオーク樽で発酵・熟成しています。
シャルドネは、トンヌルリー・クインテッセンス社が開発した、真珠や雫を思わせる独特な形状のフレンチオーク発酵樽「ペルル・ド・クインテッセンス」で発酵・熟成。果実味を保ちながら、ワインに丸み、複雑さ、柔らかな樽の香りを与えるために設計された樽です。
ピノ・ノワールとシャルドネは、それぞれの樽で約7カ月間発酵・熟成した後、最終的な比率を決定してブレンドされています。2022年11月11日に瓶詰めされ、口中に軽いペティヤン感が残るよう仕上げられました。
インポーター資料による残糖量は0.50g/Lで、数値上は非常にドライな仕上がりです。果実の熟度と樽由来の丸みによって、実際の数値以上に豊かな果実感を感じられます。
【醸造所】
ミスティ・コーヴは、ニュージーランド南島の代表的なワイン産地、マールボロを拠点とするワイン生産者です。
ブランドは2008年にスタートし、当初はヨーロッパを中心に支持を広げました。2012年にニュージーランドへ本格的な拠点を移し、現在はマールボロの伝統的なワイン造りに、実験的な品種、独自のブレンド、革新的な醸造方法を組み合わせたワインを生み出しています。
「ミスティ・コーヴ」という名称は、ニュージーランド南島北端のマールボロ・サウンズに広がる、霧に包まれた入り江の風景をイメージしたものです。
ワイホーパイ・シリーズは、通常の品種別ワインとは異なり、造り手の創造性を前面に出した限定プロジェクトです。最初の2019年は、複数品種を少量ずつ栽培するワイホーパイ・ヴァレーの畑から着想を得て誕生しました。
その後は、ワイホーパイという名称をシリーズの象徴として残しながら、マールボロ各地からその年に最も優れた果実を選択。白、ロゼ、使用品種、甘辛度、醸造方法を固定せず、ヴィンテージごとに全く異なるワインを造っています。2022年の果実は、ミスティ・コーヴの拠点でもあるフェアハム・レーン・ヴィンヤードから収穫されています。
「ワイホーパイ・ヴァレーの畑から着想を得て始まり、現在はマールボロ各地の優れたブドウから毎年異なるスタイルを造る限定シリーズ」
【お料理との相性】
赤い果実の華やかさ、シャルドネのふくよかさ、軽い発泡感を備えているため、食前酒から魚介料理、白身肉、スパイス料理まで幅広く合わせられます。
食前酒として、生ハム、サラミ、オリーブ、ナッツ、クリームチーズなどを盛り合わせたタパスにおすすめです。軽い発泡感と酸が塩味や脂を整え、イチゴやアプリコットの果実味が食欲を引き立てます。
魚介料理では、スモークサーモン、エビやホタテのマリネ、サーモンのカルパッチョ、カニのサラダなどによく合います。シャルドネの丸みが魚介の甘味を受け止め、オレンジピールを思わせる風味が後味を爽やかにします。
ローストチキン、鶏肉のハーブグリル、ローストポーク、豚肉の香草焼きなどにも好相性です。海外の流通資料でも、鶏肉、豚肉、魚介、スパイスを使ったアジア料理との組み合わせが提案されています。
少しスパイシーな料理では、エビチリ、タンドリーチキン、タイ風の春雨サラダ、生春巻きなどがおすすめです。果実味が辛味を和らげ、軽い泡と酸が口の中をリフレッシュします。
和食では、サーモンやエビの手まり寿司、ちらし寿司、鶏の照り焼き、豚しゃぶ、海老や野菜の天ぷらなどと合わせられます。
8~10℃程度までよく冷やしてお楽しみください。軽い発泡感を保つため、開栓前にはボトルをよく冷やし、振らずに静かに開けることをおすすめします。
- 原産国:ニュージーランド
- 産地:マールボロ
- タイプ:ロゼ・辛口
- 特徴:わずかな発泡感
- 品種:ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%
- ブドウ畑:フェアハム・レーン・ヴィンヤード
- ピノ・ノワール:セニエ法、使用済みフレンチオーク樽
- シャルドネ:ペルル・ド・クインテッセンス樽
- 発酵・熟成:約7カ月
- 残糖:0.50g/L〔インポーター資料〕
- アルコール度数:12.5%
- 容量:750ml
- 栓:スクリューキャップ
- 評価:サム・キム/ワイン・オービット93点・5つ星