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Work Hours
Monday to Friday: 7AM - 7PM
Weekend: 10AM - 5PM
Meursault Les Chevalières 2020
Domaine Desbois-Marie
ムルソー村のリュー・ディLes Chevalières(レ・シュヴァリエール)から生まれる、Chardonnay(シャルドネ)100%の辛口白ワイン。
そしてこの2020年ヴィンテージの大きな魅力は、当時この畑をメタヤージュで手掛けていた、ムルソーの名手Jean-Philippe Fichet(ジャン=フィリップ・フィシェ)が栽培とワイン造りを担っていることです。
フレッシュなパイナップル、蜜を含んだリンゴ、白桃を思わせる瑞々しい果実に、スイカズラ、ナッツ、クリーム、柔らかなバニラのニュアンス。
口に含むと、ムルソーらしい豊かな果実の厚みと旨味が広がりますが、その中心を美しい酸がまっすぐに貫き、豊潤でありながら重たさを感じさせません。
果実の厚み、旨味、滑らかな質感。
そこへ凛とした酸が一本の芯を通す、フィシェらしい緊張感を備えたムルソーです。
原産地呼称はAOC Meursault(AOCムルソー)。
Chardonnay(シャルドネ)100%から造られる辛口白ワインです。
Les Chevalières(レ・シュヴァリエール)は、ムルソー村の北西部、Auxey-Duresses(オクセイ・デュレス)に近いエリアに位置するリュー・ディです。
Premier Cru(一級畑)ではありませんが、Bourgogne Wine Boardの公式区画一覧にもMeursault村名の正式なlieu-ditとして掲載されています。
畑は小石を含む石灰質土壌。
こうした土地で育つシャルドネを、2020年当時はジャン=フィリップ・フィシェが栽培・醸造していました。
外観
輝きのある明るいゴールド。熟したシャルドネらしい充実感を感じさせながら、透明感のある美しい色調です。
香り
フレッシュなパイナップル、蜜を含んだリンゴ、白桃を思わせる瑞々しい果実香。そこへスイカズラの白い花、ナッツ、クリーム、柔らかなバニラのニュアンスが重なります。果実の豊かさと花の繊細さ、そして穏やかな樽由来の香ばしさが溶け合い、時間とともに奥行きを増していきます。
味わい
口に含むと、まず感じるのは豊かで肉厚な果実。リンゴや白桃を思わせる熟した果実味がふくらみ、滑らかな質感とともに旨味が広がります。しかし、味わいは決して重たくありません。
ワインの中心には伸びやかで美しい酸があり、豊かな果実を引き締めながら、輪郭のある端正なスタイルへと導いています。ムルソーらしいふくよかさと、フィシェのワインに感じられる緊張感が共存しています。
余韻
白桃や熟したリンゴの果実に、ナッツ、クリーム、ほのかなバニラの香ばしさ。その奥から酸とミネラルを思わせる引き締まったニュアンスが現れ、豊かで長い余韻へと続きます。
「リッチなのに重すぎない」。
果実の厚みと美しい酸のバランスこそ、このレ・シュヴァリエール2020の大きな魅力です。
2020年当時の国内流通資料では、ジャン=フィリップ・フィシェの白ワインについて、澱とともにワインを熟成させるシュール・リーを取り入れ、酵母由来の旨味や複雑さを引き出すスタイルと紹介されています。
果実を過熟させてボリュームだけを追求するのではなく、旨味を凝縮させながら酸をきれいに残すこと。その考え方が、このレ・シュヴァリエールにもよく表れています。
Domaine Desbois-Marie(ドメーヌ・デボワ・マリー)は、ブルゴーニュのAuxey-Duresses(オクセイ・デュレス)に拠点を置き、Auxey-DuressesとMeursault(ムルソー)にブドウ畑を所有するドメーヌです。
デボワ・マリーを理解するうえで重要なのが、ブルゴーニュに古くからあるMétayage(メタヤージュ)という仕組みです。畑の所有者が自らすべてを栽培・醸造するのではなく、専門の栽培家・醸造家であるMétayer(メタヤー)が畑を耕し、ブドウ栽培とワイン造りを担います。
デボワ・マリーでは、この仕組みによって畑を優れたヴィニュロンへ託してきました。
このMeursault Les Chevalières 2020を担当したのが、Jean-Philippe Fichet(ジャン=フィリップ・フィシェ)です。
フィシェは1980年代からムルソーでワイン造りを行い、特に村名クラスのさまざまなリュー・ディを個別に表現することで高い評価を築いてきた生産者です。
畑ごとの個性を重視し、低収量、丁寧な栽培、長い熟成、控えめな新樽使用によって、果実の濃さよりもテロワールの透明な表現を追求する造り手として知られています。
デボワ・マリーの2020年も、こうしたフィシェの考え方のもとで栽培・醸造されました。
このワインで興味深いのは、ラベルに記される所有者と、実際に畑とワインを手掛ける人物が異なることです。
畑の所有者:Domaine Desbois-Marie
2020年当時のMétayer:Jean-Philippe Fichet
という関係です。フィシェが栽培・醸造したワインの一部が、メタヤージュ契約に基づいて畑の所有者へ渡され、Domaine Desbois-Marieの名でリリースされていました。だからこそこのワインには、デボワ・マリーが所有するムルソーのテロワールと、フィシェの栽培・醸造技術という二つの背景があります。
デボワ・マリーそのものは現在もAuxey-DuressesとMeursaultに畑を持つドメーヌとして存続しています。
ただし、現在のドメーヌ公式サイトでは、MétayerとしてJules Laurence-Marie(ジュール・ロランス=マリー)の名前が掲げられています。したがって、この2020年は、ジャン=フィリップ・フィシェがデボワ・マリーの畑を担当していた時代に造られたヴィンテージとして見ることが重要です。
ムルソーの一つの畑と、一人の優れたヴィニュロンが出会って生まれたワイン。
2020年のレ・シュヴァリエールには、ブルゴーニュに今も残るメタヤージュ文化そのものが表れています。
一番のおすすめは、オマール海老のロースト 白ワインバターソース。
オマール海老の濃厚な甘味と旨味を、ムルソーの肉厚な果実味と滑らかな質感がしっかりと受け止めます。
バターソースのコクは、ナッツやクリームを思わせるワインの香ばしいニュアンスと美しく調和。
一方、伸びやかな酸が料理の豊かさを引き締め、最後まで重たさを感じさせません。
レモンをほんの少量添えると、ワインのフレッシュさがさらに引き立ちます。
生産者・輸入流通情報より
¥13,500 (税抜)