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Veuve Clicquot Brut Rosé NV
1818年、Madame Clicquot(マダム・クリコ)が自社のBouzy(ブージー)産赤ワインをシャンパーニュにブレンドし、最初に知られる「Rosé d’Assemblage(ロゼ・ダッサンブラージュ)」を生み出しました。
その革新的な発想を受け継ぐ、ヴーヴ・クリコを代表するロゼ・シャンパーニュです。
イエローラベルの伝統的なブレンドを基礎に、ピノ・ノワールから造った赤ワインを12%加えることで、チェリー、イチゴ、ラズベリー、ブルーベリーを思わせる豊かな果実香と、力強さ、奥行きを表現しています。
果実味にあふれた華やかな印象ですが、味わいはしっかりと辛口。
ドザージュは9g/L。赤い果実の豊かさをフレッシュな酸ときめ細かな泡が引き締め、ビスケットやクロワッサンを思わせる香ばしい熟成香が複雑さを加えます。
華やかでありながら力強く、フレッシュでありながら奥深い。
マダム・クリコの革新精神を、200年以上後の現在へ伝えるロゼ・シャンパーニュです。
原産地呼称はAOC Champagne(AOCシャンパーニュ)。
単一収穫年ではなく、複数ヴィンテージのワインを組み合わせるNon-Vintage(ノン・ヴィンテージ)です。
現在のメゾン公式による基本ブレンドは、
Pinot Noir(ピノ・ノワール)50%
Chardonnay(シャルドネ)30%
Meunier(ムニエ)20%
です。さらに、このブレンドの中にピノ・ノワールから造られた赤ワインを12%使用しています。
赤ワイン12%は、ピノ・ノワール50%とは別に「追加されて合計112%になる」という意味ではなく、最終的なブレンドを構成するワインのうち12%が赤ワインという考え方です。
ピノ・ノワールがヴーヴ・クリコらしい骨格と力強さをつくり、シャルドネがエレガンスを、ムニエが丸みと果実味を与えています。
外観
輝きのある美しいロゼカラー。ローズを思わせる明るい色調に、細やかな泡が絶え間なく立ち上がります。
香り
チェリー、イチゴ、ラズベリー、ブルーベリーなど、赤から黒系の果実が豊かに香ります。そこへ白コショウ、サフラン、甘草を思わせる繊細なスパイス。さらにビスケットやクロワッサンなどの焼き菓子、トースト、オレンジピール、ジンジャーブレッドを思わせる熟成由来の香りが重なります。
華やかな果実香だけでは終わらない、非常に複雑で奥行きのあるアロマです。
味わい
口に含むと、赤い果実の瑞々しい味わいが、生き生きとした酸とともに広がります。ピノ・ノワールを主体としたしっかりとした骨格がありながら、口当たりには丸みとふくらみがあります。特に12%加えられる赤ワインが、ロゼの色をつくるだけではなく、味わいに深さと力強さを与えています。
きめ細かな泡、フレッシュな酸、豊かな果実が一体となった、ヴーヴ・クリコらしい力強く端正なスタイルです。
余韻
赤い果実にビスケットや焼き菓子、ほのかなスパイスの風味が重なりながら、長くエレガントに続きます。
メゾンがこのロゼを表現する、
Freshness ― フレッシュさ
Roundness ― 丸み
Strength ― 力強さ
Depth ― 奥行き
という4つの個性が、余韻まで美しく感じられます。
ヴーヴ・クリコ ブリュット ロゼには、50~60の異なるクリュから得たワインが使用されます。
さらに、長年メゾンが蓄えてきたリザーヴワインを最大45%ブレンド。ヴィンテージごとに気候やブドウの性格が異なっても、豊かなリザーヴワインを使って調整することで、
果実の豊かさ
力強さ
フレッシュさ
複雑さ
というヴーヴ・クリコらしいスタイルを一貫して表現しています。
このロゼは、黒ブドウの果皮を果汁へ浸して色を抽出する「セニエ法」ではありません。白のシャンパーニュを構成するワインに、ピノ・ノワールから造った赤ワインをブレンドするAssemblage(アッサンブラージュ)法で造られます。
その歴史が始まったのが1818年です。当時、ロゼ・シャンパーニュにはニワトコの実を使った調製品で色を付ける方法もありました。
しかしマダム・クリコはそれとは異なり、自らが所有するBouzy(ブージー)の赤ワインをシャンパーニュへブレンド。こうして、現在につながる最初に知られるロゼ・ダッサンブラージュを生み出しました。
200年以上前の革新的なアイデアが、現在もシャンパーニュを代表するロゼ製法として受け継がれています。
Veuve Clicquot(ヴーヴ・クリコ)の歴史は、1772年にPhilippe Clicquot(フィリップ・クリコ)がシャンパーニュ地方でワイン事業を始めたことに遡ります。
そして、このメゾンを世界的な存在へと導いた人物が、Barbe-Nicole Clicquot Ponsardin(バルブ=ニコル・クリコ・ポンサルダン)、後のMadame Clicquot(マダム・クリコ)です。
1805年、夫François Clicquot(フランソワ・クリコ)が亡くなると、マダム・クリコはわずか27歳で事業を引き継ぎました。
フランス語のVeuve(ヴーヴ)とは「未亡人」の意味。「Veuve Clicquot」という名前は、まさに「クリコ未亡人」を意味しています。女性が事業を経営することが非常に困難だった時代に、自らメゾンを率い、世界市場へシャンパーニュを送り出していきました。
彼女が大切にした信念は、
「Only one quality, the finest.」
「品質はただひとつ、最高級だけ。」
現在まで続くヴーヴ・クリコの哲学です。
マダム・クリコは、現代のシャンパーニュ造りにつながる重要な革新を残しました。
1810年
シャンパーニュ地方で記録に残る最初のヴィンテージ・シャンパーニュを造ります。
1816年
瓶内の澱を瓶口へ集めるためのRiddling Table(動瓶台)を考案。澄んだ美しいシャンパーニュを効率的に造る技術として、その後広く普及しました。
1818年
Bouzyの赤ワインをシャンパーニュへブレンドし、最初に知られるRosé d’Assemblage(ロゼ・ダッサンブラージュ)を生み出します。
その革新的な功績から、マダム・クリコは
「La Grande Dame de la Champagne
― シャンパーニュの偉大なる女性」
と称されるようになりました。
1818年に生み出されたロゼ・ダッサンブラージュの伝統を受け継ぎながら、現在のノン・ヴィンテージVeuve Clicquot Roséが誕生したのは2004年。
しかも、最初に発売された市場は日本でした。桜の季節に合わせて日本で先行発売され、大きな成功を収めたことから、2006年に世界へ展開されました。
マダム・クリコが1818年に生み出した革新的な製法が、約200年後に現代的なロゼ・シャンパーニュとして新たな形で世界へ広がったのです。
1772年の創業、1818年の革新、そして2004年の日本先行発売。
歴史と現代性の両方を併せ持つことが、ヴーヴ・クリコ ブリュット ロゼの大きな魅力です。
一番のおすすめは、マグロの刺身。
ヴーヴ・クリコ公式も、ブリュット ロゼにSashimiをおすすめしています。
赤い果実の豊かさとピノ・ノワール由来の骨格が、マグロの旨味と自然に重なります。
細かな泡とフレッシュな酸が脂をすっきりと整え、赤ワイン由来の奥行きが赤身魚にも負けません。
醤油は控えめにし、塩やわさび、少量の柑橘を添えると、ロゼの華やかな果実香をより楽しめます。
生産者公式情報より
¥7,900 (税抜)


