Château Le Bourdieu 2015(シャトー・ル・ブルデュ 2015)

AOCメドック クリュ・ブルジョワ

ボルドー地方メドック北部、ジロンド河口に近いヴァレイラック村で造られる、クラシカルでバランスのよい赤ワインです。

ブラックベリーやカシス、ブルーベリー、ブラックチェリーを思わせる熟した果実香に、甘草、黒コショウ、カカオ、バニラ、ほのかなタバコのニュアンスが重なります。

しっかりとした骨格を備えながら、タンニンは熟成によってなじみ、口当たりは滑らか。果実味、酸、樽香が突出せずに調和しているため、料理の味を覆うのではなく、食卓に穏やかに寄り添います。

2015年はコンクール・モンディアル・ド・ブリュッセル2018で金賞を獲得。評論家リチャード・ヘミングによる試飲では17点を獲得し、ブルーベリーやブラックチェリー、コショウの香り、しなやかなタンニン、味わいの持続性が評価されました。

【ワイン】

外観は、深みと透明感を兼ね備えたルビーレッド。若い時期に見られた紫色の輝きは、熟成によって落ち着いたガーネットの色調へと変化し始めています。

グラスからはブラックベリー、ブルーベリー、カシス、ブラックチェリーなど、熟した赤系・黒系果実の香りが広がります。そこに甘草、黒コショウ、乾燥ハーブ、ほのかなタバコの香りが重なり、メドックらしい落ち着いた印象を与えます。

空気に触れると、カカオ、ダークチョコレート、コーヒー、ロースト香、バニラなど、樽熟成に由来する香ばしいニュアンスが現れます。シャトーの公式な2015年テイスティングでも、熟したブラックベリー、ブルーベリー、カシス、ブラックチェリー、甘草に続き、カカオやロースト、バニラの香りが記録されています。

口に含むと、黒い果実の豊かな味わいが柔らかく広がります。メルロの丸みと滑らかさに、カベルネ・ソーヴィニヨンの骨格、酸、余韻の長さが加わった、均整の取れたボルドーブレンドです。

タンニンは適度な存在感を持ちますが、硬さを前面に出すタイプではありません。2015年の熟した果実味と現在までの瓶熟成によって、口当たりはしなやかになり、土、タバコ、甘草、カカオを思わせる複雑な風味が感じられます。

華美な濃厚さや強い樽香を競うのではなく、果実味、酸、タンニンが穏やかにまとまったスタイルです。「お料理を邪魔しない」というよりも、料理の旨味を引き立てながら、食事の流れに自然に寄り添う赤ワインと表現するのが適切です。

2015年の流通資料では、メルロ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン50%、アルコール度数13%とされています。

ブドウは選別を経て、温度管理されたステンレスタンクとコンクリートタンクで発酵。醸しによって果皮から色、香り、タンニンを抽出した後、オーク樽で約12カ月間熟成されます。

【醸造所】

シャトー・ル・ブルデュは、ボルドー市から北へ進んだメドック地区のヴァレイラック村近郊に位置する、歴史ある家族経営のシャトーです。

現在のシャトーの建物は、フィリップ・ドゥラクールによって1830年頃に建設されました。左右の均整を重視した外観を持つ、19世紀フランスの典型的な邸宅建築です。

シャトー名の旧表記である「Le Bordieu」は18世紀の地図にも記され、1878年に刊行されたボルドーワインの資料『フェレ』第2版にも掲載されていました。1932年に作成された最初のクリュ・ブルジョワ一覧にも選ばれています。

ただし、1932年のクリュ・ブルジョワは、1855年格付けのような永続的な格付けではありません。2015年については、そのヴィンテージ自体が当時の審査制度に基づく公式セレクションでクリュ・ブルジョワに認定されています。

畑はジロンド河口に近い砂利、砂、粘土からなる小高い地形に広がっています。水はけのよい砂利質土壌はカベルネ・ソーヴィニヨンの成熟に適し、粘土質の部分はメルロに水分とふくよかさをもたらします。また、河口の大きな水面は周辺の急激な温度変化を緩和し、ブドウの成熟を穏やかに支えます。

インポーター資料では2015年前後の畑を約38ha、品種構成をカベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロ50%としています。現在のシャトー公式情報では畑は46haに拡大され、メルロ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン47%、プティ・ヴェルド3%が植えられています。年間平均生産量は約26万本です。

醸造では、温度管理されたステンレスタンクとコンクリートタンクを使用し、比較的長い醸しによって果実の風味とタンニンを抽出。その後、オーク樽で12カ月熟成させ、メドックらしい骨格と樽由来の複雑さを整えます。

【お料理との相性】

熟した黒い果実、滑らかなタンニン、土やスパイス、穏やかな樽香を備えているため、牛肉、仔羊、鶏肉、キノコ、醤油を使った料理まで幅広く合わせられます。

牛ほほ肉の赤ワイン煮込みは、特におすすめです。長時間煮込んだ肉の旨味とソースのコクを、ワインの黒い果実味とタンニンが受け止めます。甘草、カカオ、ロースト香が、煮込み料理の香ばしさと美しく重なります。

牛フィレ肉のステーキやローストビーフにも好相性です。脂肪分の少ない赤身肉には、濃厚すぎるソースよりも、塩、黒コショウ、マスタード、赤ワインソースなどのシンプルな味付けがよく合います。

ラムチョップや仔羊のローストには、ローズマリー、タイム、ニンニクなどのハーブを添えると、ワインのスパイスや乾燥ハーブのニュアンスが引き立ちます。

鶏肉の赤ワイン煮込み、鶏もも肉のロースト、鴨肉のソテーにも合わせられます。力強すぎないタンニンが鶏肉の味わいを覆わず、熟した果実味が照り焼きや軽い甘辛ソースにもなじみます。

魚料理では、マグロやカツオなどの赤身魚のステーキがおすすめです。また、ブリやサーモンの照り焼きなど、脂のある魚を醤油とみりんで香ばしく仕上げた料理にも合わせられます。ワインの酸とタンニンが魚の脂を整え、果実味が甘辛い調味料に寄り添います。

和食では、牛肉のすき焼き、牛肉とゴボウのしぐれ煮、鶏の照り焼き、豚の角煮、キノコの炊き込みご飯などもおすすめです。

チーズでは、熟成したコンテ、カンタル、ミモレット、トム・ド・サヴォワなど、旨味のあるセミハードタイプとよく合います。

16~18℃程度でお楽しみください。ボトルを数時間立てて澱を落ち着かせ、抜栓後は状態を確認しながら、大きめのボルドーグラスでゆっくり味わうのがおすすめです。繊細な熟成香を保つため、長時間の強いデキャンタージュよりも、グラスの中で徐々に開かせる方が適しています。

  • 原産国:フランス
  • 産地:ボルドー、メドック
  • 原産地呼称:AOCメドック
  • 格付け:クリュ・ブルジョワ
  • 品種:メルロ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン50%
  • タイプ:赤・辛口
  • ボディ:ミディアム~フルボディ
  • 発酵・醸し:温度管理式ステンレスタンクおよびコンクリートタンク
  • 熟成:オーク樽で約12カ月
  • アルコール度数:13%
  • 受賞:コンクール・モンディアル・ド・ブリュッセル2018 金賞
  • 評価:リチャード・ヘミング/ジャンシス・ロビンソン17点
  • 推奨提供温度:16~18℃

(インポーターからの引用)

種  類:
辛口赤ワイン
産  地:
フランス/ボルドー
ブドウ品種:
カベルネソーヴィニョン50%  メルロ50%
生 産 年:
2015
アルコール度:
13%
容  量:
750ml

¥3,200 (税抜)

  • 20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
  • 20歳未満の方に対しては酒類販売をしません。