ブルゴーニュの名門グロ一族が、ピノ・ノワール100%から造るヴァン・ド・フランスの赤ワインです。
イチゴやラズベリー、ジューシーなブラックチェリーを思わせる果実香に、バラや芍薬などの花、白コショウ、ナツメグ、甘草のスパイシーなニュアンスが重なります。
みずみずしい果実味と爽やかな酸を備え、口当たりは柔らかくシルキー。親しみやすさの中にも、ヴォーヌ・ロマネの名門らしい繊細さと奥行きを感じられる一本です。原産地呼称に縛られない自由な発想から生まれた、グロ・フレール・エ・スールの個性を気軽に楽しめます。
【ワイン】
外観は、青みを帯びた輝きのあるラズベリールビー。若々しく透明感のある色調が、生き生きとした味わいを予感させます。
グラスからはイチゴやラズベリー、ジューシーなブラックチェリーなど、熟した赤系・黒系果実の香りが豊かに広がります。さらに、芍薬やバラを思わせる華やかな花の香りが加わり、明るくエレガントな印象です。
空気に触れると、甘草、白コショウ、ナツメグなどのスパイスに、森の下草や腐葉土を思わせる落ち着いたニュアンスが現れ、香りに複雑さが加わります。ごく淡いキャンディーやキャラメルを連想させる香りも感じられます。
口に含むと、柔らかくふくよかな果実味がみずみずしい酸とともに広がります。ボディにはほどよい厚みがありますが、重たさはなく、質感は軽やかでシルクのようになめらかです。
余韻には、ジューシーなカシスや赤い果実、花、甘草を思わせる風味が続きます。果実の豊かさと爽やかさが調和した、若いうちから楽しみやすいスタイルです。生産者は、現在から楽しめる一方、さらに3~5年ほどの熟成も可能としています。
ブドウ畑は標高約250m、北東向きの斜面に位置し、粘土質を主体とする土壌です。区画は1993年に植樹され、1ha当たり約1万本という高い密度で栽培されています。冷涼な年には爽やかさが際立ち、温暖な年には熟した豊かな果実味が表れやすい畑です。
【醸造所】
ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スールは、ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイの中心、ヴォーヌ・ロマネ村に本拠を置く家族経営のワイナリーです。
グロ家の歴史は、アルフォンス・グロが1830年にヴォーヌ・ロマネでドメーヌを創設したことに始まります。その後、一族は世代を重ねながら畑を拡大し、ブルゴーニュを代表する名門へと成長しました。
1963年、ルイ・グロの相続に伴ってドメーヌが分割され、4人の子どものうちコレットとギュスターヴが受け継いだ畑を統合して、現在の「グロ・フレール・エ・スール」が誕生しました。名称はフランス語で「グロ兄妹」を意味します。
二人に子どもがいなかったため、1980年に甥のベルナール・グロが加わり、栽培と醸造を学びました。1984年にギュスターヴが亡くなった後は、ベルナールがコレットとともにドメーヌを運営し、30年以上にわたって畑の再整備や植え替えを進めました。現在はベルナールの子どもであるエロディとヴァンサンが加わり、7代目としてドメーヌを受け継いでいます。
グロ・フレール・エ・スールは、果実味豊かで力強く、同時に柔らかな質感を備えたワインで知られています。伝統的なテロワールを尊重しながら、必要に応じて現代的な醸造設備や技術も取り入れ、ブドウの熟度と旨味を生かした個性的なスタイルを追求しています。
ラベルに描かれた金色の杯は、キリスト教文化における信仰と結びつきを象徴する婚礼の杯です。ブルゴーニュの歴史と家族の結束を表す、ドメーヌの象徴として用いられています。
【お料理との相性】
みずみずしい果実味と爽やかな酸、柔らかなタンニンを備えているため、鶏肉、豚肉、牛肉、赤身魚など、幅広い料理と合わせられます。
ローストチキンや鶏肉のハーブグリル、鶏肉とキノコの煮込みなどがおすすめです。ワインの赤い果実と花の香りが鶏肉の穏やかな旨味に寄り添い、白コショウやナツメグの風味がハーブやキノコと調和します。
豚肉では、ローストポーク、豚ヒレ肉のソテー、豚しゃぶなどと好相性です。果実味が豚肉の自然な甘味を引き立て、爽やかな酸が脂をすっきりと整えます。
牛肉のカルパッチョやローストビーフ、牛肉のたたきにも合わせられます。濃厚なソースよりも、塩、オリーブオイル、黒コショウなどでシンプルに仕上げると、ワインの繊細な香りを生かせます。
魚料理では、マグロの赤身やカツオのたたきなどがおすすめです。ピノ・ノワールの穏やかなタンニンが赤身魚の旨味に寄り添い、果実味と酸が後味を軽やかに整えます。
和食では、焼き鳥のたれ味、豚の角煮、牛肉のすき焼き、マグロの漬け、カツオのたたき、焼き茄子などによく合います。醤油やみりんを使った料理は、甘味を強くしすぎない方がワインの果実味と酸を楽しめます。
14~16℃程度でお楽しみください。生産者は赤ワインを18℃前後で提供することを案内していますが、このキュヴェは軽やかな果実味を持つため、少し低めの温度から飲み始めるのがおすすめです。若いうちは、抜栓して1~2時間ほど空気に触れさせると、花やスパイス、森の下草などの香りが広がります。
(インポーターからの引用)
- 種 類:
- 辛口赤ワイン
- 産 地:
- フランス/ブルゴーニュ
- ブドウ品種:
- ピノ・ノワール100%
- 生 産 年:
- 2022
- アルコール度:
- 13%
- 容 量:
- 750ml