Bourgogne Hautes-Côtes de Nuits Blanc 2023
Domaine Gros Frère et Sœur
ヴォーヌ・ロマネの名門グロ家の系譜を受け継ぐDomaine Gros Frère et Sœur(ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール)が手掛ける、Chardonnay(シャルドネ)100%の辛口白ワインです。
ブドウが育つのは、ニュイ・サン・ジョルジュの一部、Concœur-et-Corboin(コンクール・エ・コルボワン)の標高約385mに位置する高地の畑。
桃や洋梨、アプリコット、柑橘類を思わせる豊かな果実香に、白い花や香ばしいナッツのニュアンス。口に含むと丸みのある果実味がふくよかに広がりながら、高地の畑らしいフレッシュさが味わいを美しく引き締めます。
赤ワインの名門が少量手掛ける、豊かさと清涼感を兼ね備えたブルゴーニュ・ブラン。
果実のボリュームと樽熟成の複雑さを楽しみながら、決して重たさを感じさせない一本です。
【ワイン】
このワインに使用されるシャルドネは、Nuits-Saint-Georges(ニュイ・サン・ジョルジュ)村の一部にあたるConcœur-et-Corboin(コンクール・エ・コルボワン)の畑で栽培されています。
ブドウ樹は1990年から1999年にかけて植樹。
畑は標高約385mの高地にあり、栽植密度は1haあたり約4,800本。東西向きで、土壌はシルトを含む粘土質・砂質です。標高の高いオート・コートならではの比較的冷涼な環境が、熟した果実のふくらみを保ちながら、ワインにフレッシュな印象を与えています。
外観
ほのかにグリーンの輝きを帯びた、美しい黄金色。若々しい透明感と明るさを備えています。
香り
香ばしいアーモンドやヘーゼルナッツを思わせる香りに、白い花の繊細なニュアンス。時間とともに、桃、洋梨、アプリコット、柑橘類などの果実香が豊かに現れ、果実、花、香ばしさが美しく重なります。
味わい
口に含むと、熟した果実を思わせるふくよかさと丸みが滑らかに広がります。しっかりとしたボリュームがありながら、味わいにはフレッシュさがあり、重たさを感じさせません。果実の豊かさと樽熟成による厚み、爽やかな酸が調和した、複雑でバランスのよいシャルドネです。
余韻
桃や洋梨を思わせる果実に、白い花と香ばしいナッツの風味が穏やかに続きます。豊かさを持ちながらフィニッシュには清涼感があり、若いうちから楽しめる調和の取れた味わいです。
醸造・熟成
熟成はフレンチオーク・バリックで12カ月。その後、ステンレスタンクでさらに6カ月熟成させます。オーク樽によってワインにふくらみと複雑さを与え、その後ステンレスタンクで落ち着かせることで、果実、酸、樽の要素を一つの味わいへと調和させています。
桃や洋梨の豊かな果実、ナッツと白い花の香り、そして高地の畑がもたらすフレッシュさ。
グロ・フレール・エ・スールらしい豊かなスタイルを、シャルドネで楽しめる一本です。
【醸造所】
Domaine Gros Frère et Sœur(ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール)は、ブルゴーニュ地方Vosne-Romanée(ヴォーヌ・ロマネ)村に本拠を置く、名門グロ家のドメーヌです。
グロ家がヴォーヌ・ロマネに根を下ろした歴史は1830年まで遡ります。初代Alphonse Gros(アルフォンス・グロ)が妻Julie(ジュリー)とともにヴォーヌ・ロマネでワイン造りを始め、その後、世代を重ねながら畑を拡大してきました。
1963年、グロ・フレール・エ・スール誕生
現在のDomaine Gros Frère et Sœurが誕生したのは1963年。
Louis Gros(ルイ・グロ)の相続に際し、4人の子どものうちColette(コレット)とGustave Gros(ギュスターヴ・グロ)が、それぞれ相続した畑を合わせて一つのドメーヌを設立しました。二人には直系の後継者がいなかったため、1980年に甥のBernard Gros(ベルナール・グロ)が加わります。
1984年にギュスターヴが亡くなると、ベルナールはコレットとともにドメーヌを運営。その後30年以上にわたり、畑の再整備や植え替えを進め、現在のドメーヌの基礎を築きました。そして2010年、ベルナールから子どもたちのÉlodie(エロディ)とVincent Gros(ヴァンサン・グロ)へバトンが渡されました。
現在は7代目となる姉弟が、グロ家の歴史を受け継いでいます。
ヴォーヌ・ロマネの名門
ドメーヌは約20haの畑を所有し、
Richebourg(リシュブール)
Grands-Échezeaux(グラン・エシェゾー)
Échezeaux(エシェゾー)
Clos de Vougeot(クロ・ド・ヴージョ)
といったコート・ド・ニュイを代表するグラン・クリュをはじめ、ヴォーヌ・ロマネやオート・コート・ド・ニュイの畑を手掛けています。
かつては豊かな熟度と新樽を生かした力強いスタイルで知られていましたが、現在は果実そのものの純粋さとテロワールの個性をより明確に表現する方向へと進化しています。
赤ワインの名門が造るシャルドネ
グロ・フレール・エ・スールといえば、まず思い浮かぶのはヴォーヌ・ロマネやグラン・クリュのPinot Noir(ピノ・ノワール)。
しかし、オート・コート・ド・ニュイの高地ではChardonnay(シャルドネ)も栽培し、赤ワインとは異なるドメーヌの魅力を表現しています。標高385mの畑から生まれるフレッシュさと、グロ家らしい豊かな果実、樽熟成によるふくらみ。
ヴォーヌ・ロマネの名門がシャルドネをどのように仕立てるのか。
その答えを楽しめることも、このワインの大きな魅力です。
【お料理との相性】
一番のおすすめは、舌平目のムニエル 焦がしバターとアーモンド。
ふくよかな果実味が、舌平目の繊細な旨味とバターのコクをしっかりと受け止めます。
ワインのアーモンドやヘーゼルナッツを思わせる香りが、焦がしバターとナッツの香ばしさに自然に重なります。
一方、高地由来のフレッシュな酸が油分をきれいに整え、後味を重たくしません。
豊かさと清涼感という、このワインの魅力を最も分かりやすく楽しめる組み合わせです。
生産者・インポーター公式情報より
- 原産国:France(フランス)
- 産地:Bourgogne(ブルゴーニュ)/Hautes-Côtes de Nuits
- 原産地呼称:AOC Bourgogne Hautes-Côtes de Nuits
- 生産者:Domaine Gros Frère et Sœur
- 種類:白・辛口
- 品種:Chardonnay(シャルドネ)100%
- 畑:Concœur-et-Corboin
- 植樹:1990~1999年
- 標高:約385m
- 栽植密度:約4,800本/ha
- 向き:東西
- 土壌:シルトを含む粘土質・砂質土壌
- 熟成:フレンチオーク・バリック12カ月+ステンレスタンク6カ月
- ヴィンテージ:2023年
- アルコール度数:14%
- 容量:750ml
- 生産者推奨提供温度:約15℃